事業承継支援

事業承継ニーズの確認、整理

中小病院の経営者（オーナー）の皆様には、様々な事業承継のニーズがあります。後継者不在、経営から臨床中心へのキャリアの転換、相続にともなう各種整理、経営不振からの脱却などです。当社で事業承継を考えられた背景などをお伺いし、現在の経営状況なども整理しつつ、病院としてのあるべき方向性を議論させていただきます。

経営課題の分析

各専門家によるデューデリジェンスにより法的、財務的な課題を把握すると共に、診療圏の将来動向、近隣医療機関の診療機能分析、過去の診療実績や収支状況の分析等、多角的に経営状況を分析し、経営課題を明確化します。またコミュニティホスピタル化の可能性についても、人材確保、経営、施設設備、地域といった側面から整理いたします。

各病院に適したコミュニティ・ホスピタル像の立案

上記の分析結果を基に、各病院の実態に合ったコミュニティ・ホスピタル像を立案します。この際、中小病院に不足がちな人材については、一般社団法人コミュニティ＆コミュニティ・ホスピタル協会との連携により医師の紹介・派遣を行うと共に、経営人材を派遣することによる解決策を提案します。同じく中小病院の課題である経営機能や運営インフラについては、シェアードセンターやコンサルティング/DXサービスを提供することで解決を図ります。

事業承継の実行

事業承継のニーズに合わせたコミュニティ・ホスピタルへの転換支援を行います。

例えば経営状態は良好ながら後継者不在による事業承継の場合、現在のオーナーによる体制を当面維持しつつ不足部分を補うガバナンス体制を構築すると共に、現状の強みを活かしたソフトランディングによるコミュニティ・ホスピタルへの転換および事業計画を策定します。

逆に経営不振の場合は、早期の経営改善のためガバナンス体制の大幅な入れ替えや、ハードランディングな事業計画の策定、金融機関等との交渉による返済方法の見直しや新規資金調達の調整を行うことを優先しつつ、中長期的なコミュニティ・ホスピタルへの転換のロードマップを作成します。

いずれの場合も医師や経営人材の紹介・派遣、事務センターやコンサルティング/DXの活用も併せて検討して行きます。